体験談を書いた人:
さん (男性、20代前半)
彼女に振られて二か月が経ったころ。
大学の男友達が吹っ切れることができない僕に対して、
「相席居酒屋に行こう」と誘ってくれて、
人生で初めて相席居酒屋に行くことになりました。
相席居酒屋は、
女の子は無料でお酒を飲んだりご飯を食べたりできますが、
僕たち男は30分ごとに500~2000円を払うような場所です。
しかし、相席の組み合わせをチェンジできるシステムがあって、
好み女の子に当たらなかった場合には席を変えてもらうことができます。
彼が言うには、
スピード感を大事にして、いかに少ない時間で
「女の子を別な場所に連れ出すか」、または「連絡先をゲットするか」
が重要なのだとか。
僕は一回目に女の子が二人いる席に案内されました。
一人はタバコを吸っていた出っ歯の女の子、
もう一人は気が強いというか何というか、少し癖が強そうなタイプの女の子でした。
(僕のタイプは、完全に後者でした)
僕は話を盛り上げるのがあまり得意ではなくて、うまく場を盛り上げることができず、
内心では
「相席居酒屋なんて使えない」
なんて考えていましたが、男友達がうまく話を盛り上げて、
なんとか楽しく過ごすことができました。
しかし結局その日は、何組かの女性たちと相席をしましたが、全く手ごたえなく終了。
最初の女の子たちと連絡先を交換していたことが唯一の収穫といったところでした。
後日、はじめに相席したうちの好みだった女の子の方に連絡。
あまりいい反応は帰って来ず、やりとりも続かず…
ひとつ発見があったとすれば音楽という共通の趣味があったことです。
それから数ヶ月して、ふと音楽話題でその子から連絡が来て、
出会いから数ヶ月越しに話が盛り上がって、仲良くなるというなんとも不思議な体験をしたのです。
男友達の言う通り、「連絡先をゲット」できれば、何が起きるかわからないものだなと
しみじみ思ったのでした。